第64回近畿理学療法学術大会
2月23日(日)に奈良県の奈良コンベンションセンターで開催された、近畿理学療法学術大会に代表の大久保とリハ主任の北村で参加してきました。
大久保は療法士の学会に参加するのは初めてで、北村は人生で3回目の学会参加でしたが、多くの著名な理学療法士さんの講演や発表を拝聴できました。
この記事ではナラティブについての学びを共有していきたいと思います。
ナラティブと理学療法
本学会は「ナラティブと理学療法」というテーマ。ナラティブとは「語り」と訳されることが多く、医療現場でも重要な視点と言われています。
利用者や患者と関わる際にいかに相手の思いを引き出すかという視点は重要視されていますが、そこに本人の人生や価値観を交えた語りを引き出すことで、どんな生活を営みたいのかに繋げることができます。
ナラティブと似たような言葉としてエビデンス(科学的根拠)という言葉があります。
エビデンス:反証可能な科学的根拠
ナラティブ:了解可能な生活世界
とも表現されていました。ちょっと定義の理解が難しいですよね💦
エビデンスは反証可能とされていますので、その科学的根拠は何かしらの研究や臨床現場での実際においては強い根拠を示すものではあるが、研究がより進んだ先にはもしかするとその根拠を覆される可能性を孕んでいるという意味だと理解しました。
一方、ナラティブはあくまでも対象者の経験値や価値観が反映しているものであるため、その対象者にとっては事実とはまた異なる真実であるという認識であり、それは反証(=否定)されるものではない、つまり他者は相容れないその対象者自身の物語であるという意味だと理解しました。
私自身、文字化してみても何言っているのかよく分からなくなってきます(笑)
事実と真実
『事実と真実は異なる』とよく言われますよね。
事実は発生した事象そのものであるが、真実は人それぞれの解釈によっていくつもあるといった具合です。
ナラティブとはまさに対象者の真実である訳です。だからその真実は否定されるべきものではなく、むしろその真実を受けてどう次に向かい合っていくかが重要だと思います。
その向かい合っていく時間をどう作り出していくのかも私たち支援者の役割ですよね。
まとめ
医療介護福祉の現場では傾聴を重要視されることが多いですが、傾聴力を高めることによってナラティブを引き出すことに繋がるなとも思います。
とはいえ、闇雲に傾聴したからといってナラティブを引き出せるわけでもないのは当たり前で、当然信頼関係が成り立ったうえで可能になるわけですね。
信頼関係は礼節の上に成り立つと考えていますので、まずは一つ一つの所作を見直し、礼節を弁え、相手を慮ることを意識していきたいところです。
他にもいろんな学びがありましたが、また別のブログでもかいていこうと思います。
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