訪問看護などの訪問系サービスでは、訪問先と訪問先の間に必ず移動が発生するわけですが、移動手段については事業所によって異なります。今回はそんな違いについて書いていこうと思います。
移動手段の種類と特徴
移動手段としては以下のようなものが一般的です。それぞれに特徴についても記していきますね。
1.車(軽自動車が多い)
人口密度が高いエリアでは駐車するスペースが無いため、移動手段に車は難しいかもしれません。しかし、地方に行くと自宅前の道も広くて駐車が可能にある場所が多いエリアが増えますよね。訪問と訪問の間の時間が車を使って15~20分くらいかかる場合は移動負担が大きくなります。そこで車で安全に訪問移動ができればうれしいですよね。もちろん、移動距離がある場合には重宝する車ですが、メリットとデメリットがあります。
メリットは天候の影響を受けにくいということですね。これが圧倒的ではないでしょうか。雨が降っても雷が鳴っても移動に支障が出にくいです。夏は車内温度が上がり灼熱状態ではありますが、冷房を付けるとすぐに涼しくなります。また、冬は寒すぎて凍える車内ですが、暖房をつけるとすぐに温めることができるので、車内は基本的に快適な環境で移動を可能にしてくれます。次に挙げるとしたら、身を守れるということ。交通事故を起こしてしまっても、よほど大きな事故でない限りは軽傷で済む場合が多いです。
デメリットとしては、やはり維持費が高いことですね。駐車場も契約しておかなければなりませんし、何よりもガソリン代が高い。車両保険や任意保険にも加入する必要がありますし、車検代もバカになりません。次に、事故が多いことでしょうね。やはり車は死角が多い分、縁石や壁、パイロン等に接触事故を起こしてしまう頻度が爆上がりします。実際に弊社でも月に1回程度は軽い接触事故の報告が上がってきます。小回りが利きにくいという点でも事故を起こしやすいんだと思います。メリットは大きい分、デメリットとも付き合っていかなければなりませんので、十分に気を付けて運転していきたいところですね。
2.バイク(原付バイクや小型125ccバイクが多い)
バイクは良いですよね~。バイクはどのエリアでも活用できます。バイクにもちろんメリットとデメリットがあります。
メリットは小回りが利くという点、駐輪が容易、燃費が良い、車検が無い、重量税が安い、という点ですね。細い道でもある程度は通れますし、事故を起こす確率は低いと思います。もちろん、無理なすり抜けをしていると事故を起こしてしまう可能性は上がりますので論外ですが、道路交通法に則っていれば、安全に移動が可能になりますよね。燃費は車の2倍以上あります。ガソリンタンクには車ほどガソリンが入る容量は無いので、頻回にガソリンスタンドに行く必要がありますが、それでも週に1回程度で800円ほどです。車検も無いし重量税も原付なら1,000円程度、小型でも2,400と安価なのも魅力の一つです。会社としては、バイク訪問に限定した方が経費削減になるのは当たり前ですよね。
一方でデメリットとしては、事故を起こしたときには自分の身に影響が大きい点ですね。バイクは転倒してしまうと大きな怪我に繋がってしまいます。擦り傷だけでなく、骨折なども生じやすいので事故だけは怖いという意見が多いと思います。また、天候の影響をもろに受けます。雨が降ったり強風が吹くと転倒リスクも高まりますし、暑いのも寒いのも非常につらいです。最近は寒さ対策にはハンドルグリップヒーターや防寒着、ハンドルカバーなどが豊富にそろっていますので、防寒は結構対策しやすくなっていますね。点灯した時にすぐに膨らむジャケットもありますので、進化しているのが分かります。とはいえそういう道具は高価なのでなかなか買えていないのが実情です💦
3.自転車(電動自転車が多い)
自転車はバイク以上に小回りが利きますよね。駐輪も容易ですし、もちろん車検もないし重量税もありません。最近ではヘルメット装着が努力義務になっていますが、ヘルメットを装着している方々が目に見えて増えています。電動自転車であれば、ある程度遠い距離でも楽に移動が可能になります。一方で、充電が切れてしまうとペダルがすごく重くなるので、太ももがパンパンになります(笑) 弊社でも1台だけ電動自転車を用意しています。以前、非常勤スタッフが近隣の訪問だけを回ってくれていました。このように、自転車でゃ移動範囲の制限があるという点ではデメリットがあります。いくら電動自転車だったとしても、やはり毎回移動に20分ほどかけていたら体力的に疲れが生じやすいです。一方で、都心部のような場所では移動距離が数百メートルの場合もありますので、エリアによっては自転車のみという事業所もあります。長岡京だとどうしてもそんなに近くに訪問が何件もあるという状況ではないので、移動に時間がかかってしまいます。京都市の中心街であればちょうどいいかもしれません。最近では道路交通法が整備され、自転車でも車やバイクのように一旦停止などをしないと赤切符を切られることがあるので要注意です。
まとめ
訪問看護ステーションではエリアによって使用している移動手段が異なります。道路状況などによる地域の特性によってもどの移動手段が効率的に訪問に回れるかは変わってきます。地方でも訪問しているエリアが近隣ばかりなのでバイクや自転車を用いている事業所もあれば、自転車とバイク、車すべてをうまく使いまわしている事業所もあります。何が正解ということはありませんので、もし訪問看護ステーションに就職を考えている方は、自分が希望している移動手段かどうかを事前に情報収集しておくことで、より働きやすい職場になりえますね。ぜひご参考にされてみてください。
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