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オンコール対応事例紹介

こんにちは。いずみ訪問看護リハビリステーションです♪

訪問看護の業務の1つにオンコール対応があります。利用者様に24時間・365日安心して在宅で過ごしていただくために、体調の悪化があれば時間を問わずに緊急コールいただき、必要時は訪問をしています。

本日はオンコール対応の事例を紹介します。

 

【胸と呼吸のしんどさを訴える利用者様のオンコール事例】

※個人が特定されないように、内容を少し変更しています。

「胸がしんどい、呼吸がしんどい」とご本人からコールがあり、緊急訪問を実施しました。
硝酸イソソルビドテープを数日前から使用開始されています。貼付し始めてからいつもと体調が違うとの事です。胸はキリキリとした痛みなどではなくモヤモヤする感じと表現されています。本日は胸が苦しく、いつもより早めにお風呂から上がったとのことでした。

看護師が訪問時、洗い物をしようとされていたため、臥床をしていただき、在宅酸素を2.5L使用してspo2は86~88%でした。
頻呼吸で呼吸苦があったため、口すぼめ呼吸を促して、徐々に呼吸が安定してこられました。顔色不良はありません。
在宅酸素を3Lに上げてspo2は96%に上がりました。
脈拍は3回に一回程度結滞がありましたが、呼吸の状態が落ち着くとリズムも戻りました。

主治医に連絡しご本人の状況をお伝えし、「次回の往診まで日にちが空くため、また同じようなことが続くようであれば往診を検討します。」とお返事頂きました。

 

事例は以上です。上記の事例の対応ポイントを当社石原管理者に聞いてみました。

 

★硝酸イソソルビドテープは心臓の血流を増や効果があるため、胸の症状が出る事があります。

★オンコールの対応には、電話対応と実際訪問に行ってから行う対応があります。

〈電話対応〉
ご本人の症状・わかるのであればVS・体位等を確認します。
呼吸苦がある時はご本人がパニックになっている時もあるので、「鼻からゆっくり吸って、口から吐いて下さい。」とお声掛けし、落ち着いて呼吸してもらう事を促す時もあります。体位を確認し、側臥位や起坐位で安静にしてもらう事を促す場合もあります。

お電話でのご本人の様子で緊急性が高そうであれば、ご本人やご家族に救急車を呼んで頂く事や、訪問にかかる時間をお伝えし、看護師が到着するまでに状態が悪化すれば救急車を呼んでもらうようにお伝えする事もあります。
ご本人が救急車を呼べないような状態であれば、看護師から119番に連絡する事もあります。

〈訪問時の対応〉
VS測定・症状の確認。在宅酸素を使用している方であれば、主治医の指示書の酸素投与量の指示に沿って対応します。
落ち着いて深呼吸や口すぼめ呼吸をしてもらうように促す、体位を整えて安静にしてもらう等も行います。
それでも改善しないようであれば、主治医に電話相談し、指示確認をします。

との事でした。
勉強になります!石原管理者ありがとうございます。

 

今後も実際のオンコール対応の紹介をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします♪

 

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2025.05.23