STAFFスタッフ紹介

所長|大久保慎太郎


いずみ訪問看護リハビリステーション長岡京を2020年8月に開所して、月日は早いもので4年が経過しました。この4年間で多くの方との出会いと別れを経験してきました。当初は福岡県から未開拓地である京都に移り住んで、右も左も分からない中、がむしゃらに取り組んでいました。開設して2年が経過したころ、ステーション廃止を余儀なくされそうな時期もありました。それでもスタッフ一丸となって危機を乗り越え、今の私たちがあります。当初はまさしく何もない空間に足場を作ろうとしても崩れていく感覚でしたが、現在では地に足付けて軸を置きながら少しずつ階段を上っている感覚にまでに成長と発展を感知できるようになりました。

OneStepCloser株式会社の『One Step Closer』​​​​​​​とは、日本語訳すると『一歩近づく、前進する』という意味があります。私たちの会社が関わることで、スタッフ、利用者、関係機関のそれぞれが描いている将来在りたい姿へ一歩近づくことができるような存在でありたいという思いから、この会社名に商号変更しました。

私たちはまだまだ課題だらけです。会社が成長すればするほど、成長痛にように経験したことのない壁にぶち当たっています。私個人では到底乗り越えられなかった壁も、今では30名という組織で立ち向かうことができるようになり、スタッフには本当に支えられていると実感しています。だからこそ、そんなスタッフがワクワクしながら働き、個々の存在価値を上げ、キャリア形成でき、この地域に還元できる組織の一員として多方面に活躍できるような会社を目指しています。一緒に成長したい、一緒に地域づくりに貢献したい、といった方はぜひ一度僕と会ってお話ししましょう!

~0歳だろうと100歳だろうと、不条理や不合理に束縛や干渉を受けず、最期までありのままに老いることのできる地域を作る~

出身地
熊本県菊池郡菊陽町(阿蘇と熊本市内の間にある🥕が有名な町)​​​​​​​

趣味
マンガ・アニメ鑑賞
おすすめはドラゴンボール、北斗の拳、キングダム、幽遊白書、世紀末リーダー伝たけし、ヒーローアカデミア

看護師経験
​​​​​​​大学病院で手術室看護 5年(主に心臓血管外科と脳血管外科、整形外科)
施設看護 1.5年
訪問看護 4年​​​​​​​​​​​​

​​​​​​​座右の銘(好きな言葉)
ワクワクする一歩を

​​​​​​​好きなケアや処置
ケガとか傷とかの処置(手術室看護師歴が長いので血は大丈夫です笑)​
​​​​​​​お話を聞くことが得意です。気持ちよくいろんな話をしてもらえるように対話を心がけています。

強み
もとより雇われ管理者をしていたので、スタッフ視点を大事にしています。また、ポジティブマインドを大切にしており、ネガティブなことが起きても自分の成長の機会ととらえています。あとは、よほどのことがない限り怒りません(笑)

印象に残っているエピソード
予後が数日という方が他府県から退院されるということで退院初日に訪問を行いました。お子さんがまだ小さく、病気のことを理解できている子と理解できていない子がいました。退院されてきてベッドに寝ているそばに寄り添って声をかける子どもたちの姿。意識が薄れている中で子どもたちの手を力強く握りながら涙を流していました。その日の夜にその方はお亡くなりになりました。お電話をいただき訪問すると、まだ状況を理解できていない子はずっと声をかけ続けていて、もう一人の子は声を抑えながら泣いていました。家族からは「病院の先生からは、病院から自宅までのタクシーの中で呼吸が止まるかしれないと言われていました。病院に入院し続けるとしてもコロナで面会制限があって一人しか入れないとのことでした。それなら自宅に帰って子どもたちに会いたいと本人が言っていたんです。本当に短い時間でしたが、家族の時間を作ることができました。それも訪問診療の先生と訪問看護さんが受けてくださったからです。本当に感謝しかありません。」というお言葉を頂戴しました。僕自身も涙を我慢できませんでした。
私たち訪問看護が関わるということは、その方や家族の人生に触れることでもあります。訪問看護という仕事に誇りを感じ、もっと勉強して、訪問看護を利用してよかったと感じてもらえるよう精進していきたいと感じた瞬間でした。